パリ現地時間2024年7月28日にパリ五輪の柔道男子60キロ級準々決勝で日本代表の永山竜樹選手と、スペイン代表のフランシスコ・ガリゴス選手が対戦しました。
この戦いでガリゴス選手が勝利という結果になりましたが、審判の誤審と見られる不可解な一本負けを喫したことが世界中で話題となっています。
ガリゴス選手への批判も注目されていますが、その中で気になる情報が出ていました。
なんとガリゴス選手を誤審勝利させたと見られる主審は以前にもガリゴス選手と日本人選手の主審をつとめ、誤審によりガリゴス選手を勝利させていたそうなのです。
そこで今回は、ガリゴス選手と永山選手の誤審問題の詳細や同じ審判による過去の誤審、審判の詳細、世界中の反応についてご紹介していきたいと思います。
疑惑の誤審問題
誤審ではないかと言われている準々決勝の動画はこちら
オリンピック 柔道問題のシーン。永山竜樹選手の件。審判の待ての合図にも関わらず締め続けて、なぜ反則にならない?
しかも、その後すぐ立ち上がってるのに。#永山選手 #誤審 pic.twitter.com/vBszo5WJ4X— 愛知なう (@aichinow) July 27, 2024
流れは以下の通りです。
- 永山選手が内股を仕掛けるが、寝技に持ち込まれる
- 永山選手はガリゴス選手に上に乗られ、横向きになり首を絞められる
- 決めきれないと見た審判は左手をあげて「待て」を宣告
- ガリゴス選手はそのまま絞め続けて、永山選手が失神
- 審判は片手絞めによる永山選手の1本負けを宣告
基本的に「待て」の後の絞め技は無効となります。
ですが、「待て」と合図が出た後も締め続けたガリゴス選手が勝利したと判定されています。
試合後に永山選手は、審判の「待て」が聞こえたと明かしています。
ですが、一方のガリゴス選手は「主審のそれ(待ての声)は(会場の)音で聞こえなかった」と話していました。
かなり耳元に近いところで声をかけられているようにも見えます。
判定をした後の永山選手の抗議も聞かなかった審判の対応も疑問に感じますね。
同じ審判が過去にも誤審していた!
永山選手とガリゴス選手の大戦の審判をつとめたのはエリザベス・ゴンザレスさん。
エリザベス・ゴンザレスさんはメキシコの国際柔道連盟の審判員です。
SNSでは彼女が過去の大会でも誤審をしてガリゴス選手を勝利させていたと噂になっています。
世界選手権でガリゴス選手が対戦した相手は日本の高藤直寿選手だったようです。
このエリザベス・ゴンザレスって審判世界選手権ドーハ大会で高藤直寿VSガルリゴスのときにも審判しててガルリゴスが危ない技(立ち関節技気味に)かけてるのに勝ちにした誤審の人じゃん
ガルリゴスもエリザベス・ゴンザレスも最低すぎる #永山竜樹 #パリオリンピック #柔道 #高藤直寿 pic.twitter.com/uT8puUNXur— わさビーフ (@nhs46_zaka) July 27, 2024
以前も誤審があったようですが、この時も抗議を聞き入れなかったのでしょうか。
また、ガリゴス選手が以前にも命に関わるような危険なプレーをしていたということに驚きました。
世界中から批判殺到!
永山選手との対戦が終わった後からガリゴス選手のインスタグラムには2000件を超える批判のコメントが殺到していました。
ガリゴス選手が過去に欧州選手権で優勝した際にVサインをしている投稿や2023年の世界選手権で優勝した際に金メダルをかじっている投稿などにこのようなコメントが見られました。
「銅メダルは返上した方がいいですよ」
「柔道をやる資格もありません」
「神聖なる柔道に対する冒涜」
「道着を脱げ。2度と柔道をするな」
「反則行為で勝ってそんなに嬉しいか?柔道家として失格だよ」
引用:Yahoo!ニュース
ガリゴス選手はこの状況に対し、一時的にインスタグラムのコメント欄を封鎖していました。
ですが、フランスの地元メディアやスペイン人は永山選手を批判していたり、その他の国はガリゴス選手を批判するなど、誹謗中傷する相手が国によって違うなど、オリンピックにあってはならない事態となっています。
このような事態を起こしてしまった審判に責任があると思います。
今後、双方が納得できるような何かしらの対応をとっていただきたいです。
まとめ
今回は、ガリゴス選手と永山選手の誤審問題の詳細や同じ審判による過去の誤審、審判の詳細、世界中の反応についてご紹介しました。
オリンピックは世界中の友情や平和を願う美しい祭典です。
その祭典の中でこのような世界中から批判される誤審が起きたのは非常に残念ですね。
結果が覆ることは今後ないため、永山選手はこの大会のために頑張ってきた3年間が誤審によって決められるのはとても悔しいと思います。
また、ガリゴス選手も批判コメントが殺到しているため、勝利を素直に喜べる状況ではないでしょう。
国際的な大会での誤審が続いている今、同じように苦しめられる選手が出ないよう、再発防止に向けた対応を進めてほしいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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