パリ五輪・卓球男子シングルスの2回戦が現地時間2024年7月31日に行われ、中国代表・世界ランク1位の王楚欽選手とスウェーデン代表のモーレゴード選手が対戦しました。
対戦の結果、スウェーデン代表のモーレゴード選手が4-2で勝利しました。
中国選手が他国の選手に敗れるのは2004年アテネ五輪以来20年ぶりだそうです。
この結果に世界中で衝撃が走っていますが、王楚欽選手の敗因は、前日にラケットを折られたことだと言われています。
そのため、シングルス2回戦では予備のラケットで試合を行いました。
この問題について、元卓球金メダリストの水谷隼さんが自身のSNSでこのようにコメントしています。
ラケット折られたのは可愛そうすぎる。
プロの選手は1グラム単位で重さを指定して、自分の持ちやすいグリップに加工して、汗や湿気で弾みも変わってその都度調整して馴染んできてやっと自信を持って信じれるようになる唯一無二のパートナーなのに。
折れたラケットは絶対元に戻らない。
時間をかけてやっと完成させたラーメンのスープを1から作り直してくださいと言われるようなもんだよ。
同じくらいの実力の選手と、自分の物じゃないラケットで試合をしたら10000%勝てない。
引用:Yahoo!ニュース
本来の力を出せなかった王楚欽選手。
選手にとって一番大切な道具を破壊され、精神的にも追い詰められてしまったのでしょう。
王楚欽選手のラケットを折った報道陣のカメラマンとは一体誰なのでしょうか。
折られた瞬間の映像や王楚欽選手に対する今後の対応についてもご紹介していきたいと思います。
【映像】王楚欽のラケットが折れる瞬間!
この試合の前日に王楚欽選手は孫穎莎選手との混合ダブルスで金メダルを獲得しました。
歓喜の中、国旗を持って記念撮影を行っている際に、報道カメラマンがベンチ横に殺到し、ベンチで撮影を行っていたカメラマンにラケットを折られたと思われます。
その映像がこちら
#オリンピック
王楚钦選手のラケットが踏まれました…
折れました!😭😭😭 pic.twitter.com/ec8aNkgXCC— スズキ (@shinnkakou) July 30, 2024
0:08あたりで青い服を着たカメラマンが足元を確認しています。
この後すぐに青い服を着たコーチと見られる人物がラケットを拾い上げているのが確認できます。
この時にラケットが折れたのではないでしょうか。
選手の大切な道具がある場所まで雪崩のように入ってくる様子を見て、驚きました。
大会側も第三者が入る事の出来る範囲を厳しく制限するべきですね。
ラケットを折ったカメラマンは誰?
王楚欽選手のラケットを折ったカメラマンについてはまだ見つかっていないようです。
ですが、カメラマンは中国の報道カメラマンだと報道されています。
自国の報道陣によって破壊されたということになります。
しかも、撮影のために殺到した場所は立ち入り禁止エリアだったそうです。
その結果、自国の大切な選手の成績を落とす結果となってしまいました。
選手を第一に考えた皆が幸せになるような報道を行ってほしいですね。
報道陣によって悲しいニュースが流れないようにしてほしいです。
今後の対応は?
今後の対応については報道陣の詳細も分かっておらず、明かされていません。
世間からはこのようなコメントがありました。
全くひどい話だ。
カメラマンは、自分だけは、特別な良い写真を、撮ろうと、先を争って殺到する。
本人の了解無しにヅカヅカと被写体に迫る。
節度、TPOと言うものがあるだろう。
昨今の隠し撮りでのスクープ合戦も、度を越している。
マスメディア全体が態度、意識を改めるべきだ。
ラケットを、折った張本人のカメラマンは直ちに名乗り出て、当該の中国選手に謝罪し、金額には代えられないと思うが、最大の賠償金と慰謝料を支払うべきだ。
パリオリンピックのマスメディア協会が先頭に立って行動せよ。
引用:Yahoo!ニュース
また、次のオリンピックに出られるのであれば、最高に仕上げたラケットで出場してほしいです。
まとめ
今回は王楚欽選手のラケットが折られた瞬間の映像やラケットを折った報道陣のカメラマンの正体、王楚欽選手に対する今後の対応についてご紹介ました。
水谷隼さんが言うように選手にとって最も大切な道具を外部の人間によって破壊されてしまった王楚欽選手が本当に可哀想です。
選手にとって4年に1度の大舞台であり、オリンピックに参加出来る回数はせいぜい2~3回程度です。
そんな大切な機会にカメラマンがした事は取り返しがつきません。
それなのに自分が悪いと言った王楚欽選手は世界ランキング1位に匹敵する本当に強い選手だと思いました。
団体ではいつも通りのプレーができるよう応援したいと思います。
今後のオリンピック期間中の報道では同じことが起こらないようにしてほしいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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